こんにちは。突然ですが、皆さん便秘ですか?笑
私は長年便秘でした。思い返すと、小学生の時にお腹は痛いのに出せなくて、トイレで泣いていた記憶があります。大人になってからも1週間近くお通じがなく、お腹が張って痛い・・・ということが日常茶飯事でした。
そんな慢性便秘の私ですが、最近はお通じの調子が良い!ということで、今回は私が実践している腸活養生生活のお話です。
ちなみに「腸内環境は2週間で改善する」と言われているようです。便秘でお悩みの皆さん、まずは2週間「漢方的腸活」を試してみませんか?
便秘の原因:あなたの便秘は何タイプ?
まずは便秘のタイプ(原因)が分からないと対策も取れない・・・。という事で、漢方の視点で見た便秘のタイプをご紹介。あなたの便秘は何タイプでしょうか?
便秘の2大要因
便秘は大きく2つのタイプに分けられます。
- 大便が潤いを失って硬くなり排便困難になることが要因の便秘
- 2つ目は大便を押し出す力が弱くて排便困難になることが要因の便秘
ちなみに「私はこのタイプ!」と一つの原因から便秘になるのではなく、複数の原因が元になり便秘になるケースがほとんどです。私もいくつかのタイプが混在した便秘です。
潤いを失うことによる便秘 ①熱結
「熱結」とは、過度の飲酒、刺激物の過食などにより、腸に熱がこもって潤いを失い(熱で干からびた感じ)、大便が硬くなって排便困難になる便秘のことです。
疲れなどにより消化機能が弱っている時は、暴飲暴食や辛い物を取りすぎることで、その刺激で腸の蠕動運動が高まり過ぎて、逆に下痢になることもあります。私はどちらかというと、このタイプです。
潤いを失うことによる便秘 ②腸燥
「腸燥」とは、出産や熱病の後で身体の陰液(※)が不足し、腸の中の潤いを失って大便が出にくくなる便秘で、兎のようなコロコロ便が特徴的です。
ちなみに、私の便秘はこのタイプです。出産経験はありませんが、20代半ばから30代半ばにかけて、仕事にかまけてちゃんとした食事をしてませんでした。しかもカップラーメン大好き。めんどくさくて夜はカップラーメンと缶ビールで済ませる事が多かったんです。必要な栄養が取れていないので、体の中の栄養(血)=潤いが不足し、肌や髪がカサカサ、爪も乾燥する、白髪も増える。そして腸も乾燥して便秘になる・・・。全てが悪循環でした。
ちなみに、慢性便秘の方はここに当てはまるケースが多いそうです。
※陰液:水分、体液、血など、体を養い、潤すもの
押し出す力が弱くなることによる便秘 ①気滞
怒りすぎや考えすぎ、過度の緊張、運動不足、同じ姿勢を長時間続けることで、気の巡りが悪くなり、大腸の伝導機能に影響を与え、大便を下に送ることができない便秘のことです。
私はこれもあります。仕事がストレスで、仕事の日には便通がほぼありませんでした。また、一日中座りっぱなし(長時間同じ姿勢)の仕事のため、気が滞っていたんだと思います。
押し出す力が弱くなることによる便秘 ②気虚
虚弱体質者や高齢者など、気が不足して腸を動かす推動作用(※)が失調し、大便を出すことができずに起こる便秘のことです。
母が70歳を超えたくらいから「最近便秘で・・・」と言っていたのですが、母の便秘はこれかな・・・と思っています。
※推動作用:動かす働きのこと。血液循環や新陳代謝などの身体のあらゆる生理活動のことです。
押し出す力が弱くなることによる便秘 ③虚寒
身体を温める陽気が少ないために、冷えて腸の動きが鈍くなって起こる便秘のことです。
冷え性は便秘にもつながるんですね・・・。冷えは大敵!便秘にも「温活」です!!
便秘解消のための養生生活
皆さんは、どんなタイプの便秘だったでしょうか?ちなみに、「気滞タイプ」、「気虚タイプ」などの診断は、ネットで簡単に出来るので、試してみるのも良いと思います!ちなみに、私が好きなサイトはこちら・・・
便秘解消のための養生生活は、全タイプ共通して排便のリズムをつける生活習慣、食事の内容と食べ方を工夫することが大切です。つまり規則正しい生活をし、暴飲暴食をしない、ということ・・・笑。
規則正しい生活はわかっちゃいるけどなかなかね・・・笑。という事で、今回は食養生をメインにご紹介です。実際、私が行っている「腸活養生生活」のメインも食養生です。
潤いを失うことによる便秘:①熱結タイプの養生
「熱結タイプ」はお酒や刺激物(辛いもの)の取りすぎで腸に熱がこもり潤いがなくなり便秘になるタイプ。いわゆる熱で干からびている!という状態なので、「熱を冷まして潤す」ことが大切です。そこでお勧め食材は・・・
- バナナ
- ハブ茶
- ドクダミ茶
です!バナナは「冷やす」作用があるため、冷えが気になる人は「焼きバナナ」にする方がお勧めです。個人的には日々の飲み物を体調に合わせたお茶に変えるだけ、という方が生活に取り入れやすいので、このタイプの方はハブ茶やドクダミ茶を飲んでみるのもいいかもしれません!
潤いを失うことによる便秘:②腸燥タイプの養生
陰液不足(身体に必要な血や津液などの栄養素)が不足することで大腸が乾燥し、便秘になるタイプなので、まずは「潤す」ことが大切!そこでお勧め食材は・・・
- 黒ごま
- 松の実
- くるみ
- はちみつ
です!私が実際に取り入れているのが、この食材を使った「潤いナッツ(←勝手に呼んでるだけ。笑)」です。
黒ごま、松の実、くるみを大さじ2杯ずつ、野菜をみじん切りチョッパーに入れて、細かく砕きます(すり鉢で潰してもOK)。砕いたものをタッパーに移して、はちみつを大さじ2杯投入!全体がペースト状になるまでスプーンで混ぜ(ペースト状にならない場合ははちみつ追加!)、冷蔵庫で半日保存。これで完成!
いて蜂蜜で練り固めます。それをタッパーに入れて半日ほど冷蔵庫に入れておくと少し固まるので、それを朝、晩とスプーン一杯を一口!これが効いたのか、お通じがスムーズになりました。朝はヨーグルトに入れて食べても美味しいですよ〜。
ちなみに、黒ごまは「白髪」にも良い食材です。私は白髪に悩んでいるので、日々の食事に結構黒ごまをふりかけてます!
押し出す力が弱くなることによる便秘 ①気滞タイプ
このタイプは体の気の巡りが悪くなっているので、巡りを良くする食材=香りの良い食材を積極的に取り入れましょう!例えば・・・
- シソ
- セロリ
- ニラ
- 生姜
- 胡椒
その他にも、柑橘系の果物、パクチーなどの香味野菜やハーブもお勧めです!
あと、このタイプは身体を動かして気を巡らせた方が良いです。そのため、ストレッチやお散歩、虚弱体質でなければジョギングもお勧めです。
このタイプ?を併発している私が取り入れたのは「ヨガ」。とは言っても、絶望的に身体が硬く運動が続かない私は、教室に通うのは無理(何度も挫折してお金を無駄にしたタイプ)。なので、Youtubeで毎朝5分〜10分(土曜日だけ15分〜20分)のヨガの習慣を取り入れました。私のお気に入りの先生はこちら!(先生のスタイル(特に腹筋!)が素晴らしい!そして、声が落ち着いてて癒やされるのです)
押し出す力が弱くなることによる便秘 ②気虚、③虚寒タイプの養生
この二つのタイプの方は、「腸燥タイプ」と同じ養生でOKです!笑
くるみや黒ごまは「潤う食材」でもありますが、「元気を補う食材」でもあるので、自分で元気が作り出せないこのタイプの方々にも、この食養生がお勧めです。
「気虚タイプ」の方は特に元気がない状態なので「夜寝る(24時までには寝る)」養生が一番お勧めです。とにかく夜早めに寝ましょう!
あと、「気虚タイプ」はジョギング、ホットヨガ、ハードな運動はお勧めしません。元気がないのに、もっと元気を奪われてさらに疲れちゃいます。軽めのウォーキング、ストレッチ程度のヨガなどがお勧めです。
まとめ
漢方的視点では、便秘はいくつかのタイプに分かれます。ぜひ、「漢方的腸活生活」を取り入れ、便秘とお別れし、快適な生活を送りましょう!
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